研究成果
全身性自己免疫疾患の発症機構を解明(荒瀬研がCellに発表)
【研究成果のポイント】
■ウイルス等を排除する免疫細胞が、自己免疫疾患ではなぜ自己の組織や細胞を攻撃してしまうかが長年の謎であった。
■本研究は、免疫の司令塔であるT細胞が異常な自己抗原であるネ...
寄生虫最大のグループ『アピコンプレクサ』に共通する弱点を発見(山本研がmBioに発表)
感染病態分野 大学院生の橘優汰さん(博士後期課程)、山本雅裕教授(免疫学フロンティア研究センター、感染症総合教育研究拠点兼任)らの研究グループは、生体内CRISPRスクリーニング技術を駆使して、...
アグレッシブNK細胞白血病に対するトランスフェリン受容体阻害抗体の抗腫瘍活性の強さは、アミノ酸輸送体LAT1を介した腫瘍細胞のアミノ酸取り込み量によって規定される (幸谷研がLeukemiaに発表)
感染腫瘍制御分野 幸谷愛教授、栁谷稜特任助教らの研究グループは、患者由来異種移植マウスモデルを利用した解析により、トランスフェリン受容体阻害抗体PPMX-T003の持つアグレッシブNK細胞白血病...
脂質ナノ粒子のワクチンアジュバント としての有用性を実証 ―感染症に対する新たなワクチン開発に有用な知見―(吉岡研がACS Nanoに発表)
大阪大学微生物病研究所の吉岡靖雄特任教授、河合惇志さん(博士後期課程大学院生(研究当時))らの研究チームは、帝京大学薬学部、大阪大学薬学研究科、大阪大学蛋白質研究所などとの共同研究により、脂質ナ...
超短命魚をモデルに、生殖細胞が寿命の性差を生み出すメカニズムの解明と抗老化ホルモンの発見に成功(石谷研がScience Advances誌に発表)
大阪大学微生物病研究所の石谷太教授、阿部 耕太助教らの研究チームは、大阪大学大学院医学系研究科や九州大学生体防御医学研究所、群馬大学生体調節研究所との共同研究により、脊椎動物の生殖細胞がメスとオ...
ナチュラルキラー細胞の強力な抗腫瘍免疫を引き出す方法(審良研がImmunityに発表)
免疫学フロンティア研究センターの審良 静男 特任教授(微生物病研究所兼任)とSun Xin特任研究員らの研究グループは、RNA分解酵素であるRegnase-1をNK細胞から欠損させると、腫瘍内の...
超速老化魚キリフィッシュを利用した可視化解析により、加齢に伴うWntシグナルの異常制御を捕捉(石谷研がNPJ Agingに発表)
生体統御分野 石谷太教授らの研究グループは、超速老化魚キリフィッシュを利用した解析により、加齢に伴うWntシグナル制御破綻が網膜変性などの加齢性疾患や傷の修復力の低下に関わる可能性を示しました。...
日本の超強毒型トキソプラズマは中南米産と同じルーツであることを明らかに(山本研がNat. Commun.誌に発表)
世界人口の約30%が感染しているといわれているトキソプラズマは、症状の強さなどその病原性が地域によって大きく異なり、一部では1000倍以上の差があります。これまで日本のトキソプラズマに関する詳細...
新型コロナワクチン接種後の抗体産生維持に働くT細胞を同定 ―ワクチンによる抗体持続性の予測が可能に―(山﨑研がeLifeに発表)
分子免疫制御分野 山﨑晶教授らの研究グループは、新型コロナワクチン接種後の抗体産生維持にT細胞のうち濾胞性ヘルパーT(Tfh)細胞が重要であることを明らかにしました。
【研究成果のポイント】
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腸炎ビブリオの病原性遺伝子発現の増幅機構を発見(飯田研がPLOS Pathogensに発表)
細菌感染分野のDhira Saraswati Anggramuktiさん(生命機能研究科博士課程)、石井英治助教(感染症総合教育研究拠点兼任)らの研究グループは、食中毒の主要な原因菌である腸炎ビ...
自然免疫のように働くT細胞「MAIT細胞」の自己抗原を発見(山﨑研がScience Immunologyに発表)
分子免疫制御分野 伊東瑛美さん(医学系研究科博士課程)、山﨑晶教授(免疫学フロンティア研究センター、感染症総合教育研究拠点、ワクチン開発拠点先端モダリティ・DDS 研究センター兼任)らの研究グル...