研究成果
Science. 350(6259):442-445 2015/10/23
カルシニューリンは様々な組織で発現しているカルシウム依存性の脱リン酸化酵素です。その阻害剤であるシクロスポリンA(CsA)とFK506は臓器移植後の拒絶を抑える免疫抑制剤として広く用いられてい...
Cell Rep. 13(2):223-33 2015/10/13
トキソプラズマはエイズや抗癌剤投与下にある免疫不全の大人で致死的な脳炎や肺炎を引き起こす病原体です。また、健康な妊婦が初感染すると胎児に垂直感染し流産や死産、さらには新生児がトキソプラズマに感染...
Proc. Natl. Acad. Sci. U S A 112(37):11612-11617 2015/08/24
Epstein-Barrウイルス(EBV)はヒトに感染するヘルペスウイルスで、主にB細胞に感染し、終生保持される。EBVは伝染性単核球症を引き起こすことが知られるほか、疫学的知見などから全身性...
Proc. Natl. Acad. Sci. U S A 112(33):E4581-90 2015/08/18
インターフェロン ガンマ(IFN-γ)は様々な細胞内寄生性病原体に対する細胞自律的感染防御機構に重要である。特に、IFN-γ誘導性GTPaseである IRGとGBPは病原...
Dev Cell. 33(3):247-59 2015/05/04
全身に張り巡らされた動脈、静脈、毛細血管から構成される血管系は、各組織に酸素や栄養分を送り届ける役割を担っており、生体機能の維持に重要な役割を果たしています。恒温動物では動脈と静脈のネットワーク...
Blood. 125(18)2835-44 2015/04/30
血栓症、不育症、妊娠合併症の中には抗リン脂質抗体症候群という自己免疫疾患によって引き起こされる疾患があります。抗リン脂質抗体症候群は、血清蛋白質に対する自己抗体が原因と考えられておりますが、自己...
Nat Commun. 6:7035 2015/04/29
がん抑制遺伝子であるp16INK4a遺伝子は組織幹細胞や前駆細胞に細胞老化を誘導することで個体老化の進行を促進していると考えられている。しかし、p16INK4a遺伝子を欠損したノックアウトマウス...
PLoS Pathog. 11(3):e1004694 2015/03/04
腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)は、主に魚介類から経口的に感染し、胃腸炎や下痢をひき起こすことが知られています。私たちのグループはこれまでに、本菌の持つIII型分泌...
Nat Commun. 6:6255 2015/02/17
ボツリヌス菌(C. botulinum)等によって産生されるボツリヌス神経毒素(BoNT)は、エンドペプチダーゼ活性を持つ蛋白質毒素であり、常に無毒成分(NTNHA/HA)との複合体として産生さ...