研究成果

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iPS細胞株由来の腸管上皮細胞を用いたヒトノロウイルス増殖法を確立(佐藤研がCMGH誌に発表)

大阪大学微生物病研究所の佐藤慎太郎特任准教授(常勤)(一般財団法人阪大微生物病研究会 BIKEN次世代ワクチン開発研究センター 粘膜ワクチンプロジェクト プロジェクトリーダーを兼務)らの研究グル...

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劇症型溶血性レンサ球菌が免疫を回避する機構を解明(山崎研からPNASに発表)

分子免疫制御分野 山﨑晶教授らの研究グループは、劇症型溶血性レンサ球菌(※1)が、免疫受容体(※2)の働きを阻害する脂質を産生して免疫系から逃れることで劇症化し、重篤な致死性感染症を引き起こすこ...

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寄生虫感染により産生誘導される一酸化窒素が 宿主免疫に悪影響(山本研がmBioに発表)

トキソプラズマはヒトを含む全ての恒温動物に感染する人畜共通の寄生虫です。世界人口の3分の1が感染していると言われますが、免疫系が正常である場合は特に問題はありません。しかしトキソプラズマは、エイ...

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フラビウイルス感染細胞の生存にはBCLXLが必須である(松浦研がPLoS Pathogensに発表)

日本脳炎ウイルス、デングウイルス、ジカウイルス等のフラビウイルスは蚊によって媒介され、重篤な疾病を惹起します。また、アポトーシスは傷害を受けた細胞や病原体に感染した細胞を除去することで生体の恒常...

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病原性大腸菌が腸管に付着する仕組みを解明(中村研がPNASに発表)

腸管毒素原性大腸菌は、旅行者や発展途上国で生活する人々の下痢症の主な原因菌として知られており、世界保健機関(WHO)の統計によれば年間約30~50万人の死者を出す深刻な問題となっています。現在ま...

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老化細胞では細胞質にDNA集積しSASPに関与することを明らかに(原研がNat Commun誌に発表)

長い間、細胞老化の主な役割は発がんストレスに応答して細胞周期を不可逆的に停止することで発がんを防ぐがん抑制機構であると考えられてきた。しかし、近年、それに加え、細胞老化を起こした細胞(以下、「老...

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血管内皮幹細胞を発見(高倉研がCell Stem Cellに発表)

血管は全身に張り巡らされ、血液を全身に送り、生命の維持に必須の役割を果たしています。血管は内腔を覆う血管内皮細胞と、その周囲を取り囲む壁細胞から構成されています。血管内皮細胞は血管の構成要素とな...

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ゴルジ体の新規糖転移酵素を発見(木下研がNature Commun.誌に発表)

 哺乳動物細胞の約150種類ほどのタンパク質は、糖脂質であるグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)と呼ばれる翻訳後修飾によって細胞の表面につなぎとめられています。GPIは細胞内...

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