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PLoS Pathog. 6: e1001216 (2010)

病原細菌であるレジオネラは、宿主細胞にエフェクターと呼ばれる機能性タンパク質を輸送して宿主細胞の機構を乗っ取り、感染を成立させる。我々は、 レジオネラの持つエフェクターのひとつであるユビキチンリ...

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Nature Immunol. 11: 936-944 (2010)

マクロファージは機能的にM1型とM2型との2種類存在している事が現在知られており、前者のM1マクロファージはバクテリア、ウイルスや真菌類の感染時に活性化し、それらの病原体の排除に重要なTNFやN...

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PLoS Pathog. 6: e1001129 (2010)

病原細菌は宿主細胞に病原性因子を輸送するための特化したタンパク質分泌系を持つ。我々はレジオネラの持つ Dot/Icm IVB 型分泌系の中核複合体のコンポーネントタンパク質 DotD の結晶化に...

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Nature Immunol. 11: 594-600 (2010)

リンパ管から分泌されるセマフォリン(Sema3A)は、樹状細胞に発現するNP-1/Plexin-A1受容体複合体を活性化することで、樹状細胞のリンパ間隙の通過を促進している。

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Current Biol. 20: 1283-1289 (2010)

世界に広く分布する熱帯熱マラリアの起源と拡散を調べるため、アフリカ、アジア、オセアニア、南アメリカから得た519株のハウスキーピング遺伝子 の配列解析を行った。その結果、遺伝的多様度のレベルとア...

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J. Cell Biol. 189: 925-935 (2010)

病原体の構成成分を感知したパターン認識受容体は、感染防御応答に重要な役割を果たしている自然免疫を誘導する。また、免疫機構の過剰な活性化は自 己免疫疾患などの炎症反応に起因する疾患の原因ともなるた...

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J. Clin. Invest. 120: 984-994 (2010)

雌性生殖路内に射出された精子が卵子と出会って受精するまでには、多種多様な物理的・生理的バリアをクリアしなければならない。これまで生化学的・ 免疫学的手法から数多くの受精関連因子が同定されてきたが...

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Cell 140: 805-820 (2010)

病原体感染は、Toll-like receptorを始めとしたパターン認識受容体により初期に検知され、病原体や感染細胞を排除する炎症応答が惹起される。本総説ではパターン認識受容体の役割やそのシグ...

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J. Cell Biol. 189: 691-700 (2010)

ボツリヌス毒素は、毒素活性の本体である神経毒素(BoNT)と無毒成分(nontoxic components)から構成される大きなタンパク質複合体として存在する。本研究では、B型毒素複合体の無毒...

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Nature Immunol. 11: 373-384 (2010)

Toll-like receptors (TLRs)は病原体感染の初期認識に関わる受容体ファミリーであり、炎症反応誘導や獲得免疫の確立に必須の役割を果たしている。本総説では、各TLRが 認識する...

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Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 107: 866-871 (2010)

水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)は、主に小児に水痘を引き起こし、高齢者や免疫機能が低下した人に帯状疱疹を引き起こす他、脳炎や髄膜炎を引き起こし重症化することもある病原性ウイルスである。水痘帯状疱疹...

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Nature 463: 84-87 (2010)

内在性レトロウイルスは、さまざまな生物のゲノムに残された「ウイルス化石」であり、ヒトゲノムの約8%は内在性レトロウイルス由来の配列で占められている。これまで、レトロウイルス以外のウイルスが生物ゲ...

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