PLoS Pathog. 6: e1001216 (2010)
病原細菌であるレジオネラは、宿主細胞にエフェクターと呼ばれる機能性タンパク質を輸送して宿主細胞の機構を乗っ取り、感染を成立させる。我々は、 レジオネラの持つエフェクターのひとつであるユビキチンリガーゼ LubX が別のエフェクター SidH を標的とし、宿主ユビキチン-プロテアソーム系に依存した分解に導くことを見いだした。これは、「メタエフェクター:エフェクターを制御するエフェクター」の最初の発見である。
病原細菌であるレジオネラは、宿主細胞にエフェクターと呼ばれる機能性タンパク質を輸送して宿主細胞の機構を乗っ取り、感染を成立させる。我々は、 レジオネラの持つエフェクターのひとつであるユビキチンリガーゼ LubX が別のエフェクター SidH を標的とし、宿主ユビキチン-プロテアソーム系に依存した分解に導くことを見いだした。これは、「メタエフェクター:エフェクターを制御するエフェクター」の最初の発見である。