2. 自分や家族を守るために~感染や予防法について知ろう 

2020年7月30日

その他活動

Q2-1. 新型コロナウイルスはどのように感染が広がるの? 
A. 新型コロナウイルスに感染した人が咳やくしゃみ、話をすると、鼻や口から唾液などの飛沫とともにウイルスが飛び出し、それを吸い込んで感染する可能性があります。飛沫は1メートル程度先まで飛び、下に落ちます。手すりなど周囲の物体に付着したウイルスが手に付き、その手で目や鼻、口を触って感染することもあります。 鼻や口から飛び出したウイルスを含む飛沫で感染した場合を「飛沫感染」、人の体や物に付着したウイルスに触れて感染した場合を「接触感染」と呼びます。

また、咳やくしゃみなどで出たウイルスの周りの水分が蒸発して小さくなり、空気中を漂って他の人に感染する(空気感染または飛沫核感染)可能性を指摘する専門家もいますが、現時点でデータが少なく、科学的に証明されている訳ではありません。また、微小な粒子が浮遊している状態を「エアロゾル」と言い、最近では新型コロナウイルスが「エアロゾル感染」すると言われることもありますが、エアロゾル感染の定義は明確でなく、感染症学における学問的な用語としては用いられていません。
新型コロナウイルスの感染経路は主に飛沫感染と接触感染ですので、密を避け、換気を心がけ、手洗いや消毒で新型コロナウイルスの感染リスクを大幅に減少させることができます。
飛沫感染と接触感染を避けるためには、
・手洗い 
・消毒 
・3密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避ける 
・マスクの着用 
が大切です。
(2020.7.29)

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Q2-2. どうしたら感染や感染拡大を防げるの?
A. 手洗い、消毒、3密(密閉、密集、密接)を避ける、マスク着用が大切です。
新型コロナウイルスは、症状がなくても人にうつす例が報告されています。このため感染拡大を防ぐためには、自分が感染している可能性もあると考え、咳やくしゃみでウイルスをまき散らさないようにマスクをするなどの配慮が求められます。 
 
手洗い:石けんと水で、手についたウイルスを洗い流せます。
 
消毒:アルコールなどでウイルスを破壊できます。ドアノブや手すりなど、よく触る場所を中心にこまめな消毒が有効です。 
→詳しい消毒方法はこちらから
 
3密を避ける:コロナウイルスの感染は、咳やくしゃみなどで飛び出したウイルスを吸い込んでうつる「飛沫感染」と、ウイルスが付着した物に触れてうつる「接触感染」があります。 
換気が悪い「密閉空間」、人が集まる「密集場所」、不特定多数の人が接触する恐れの高い「密接場面」では、飛沫感染や接触感染の機会を増やしてしまうので、集団感染が起こりやすい環境になります。 

​マスク:マスクで感染を予防できるかどうかは、まだよく分かっていません。しかし、感染している人が使えば、咳やくしゃみでウイルスが飛散するのを妨げるため、近くにいる人を感染から守り、感染拡大を防ぐことになります。 
新型コロナウイルスは、症状がなくても感染している可能性はあるので、他の人にうつさないように咳エチケットやマスクの着用を心がけましょう。
WHO(世界保健機関)によると、新型コロナウイルスは感染してから症状が現れるまでの潜伏期間が1~14日(平均5~6日)とされ、発症直前の人が他の人に感染させた例が報告されています。また、感染しても最後まで発症しない人もいますが、感染している間はウイルスを出して他の人に感染させる可能性があります。
このように、感染しても症状が現れない状態を「不顕性感染(ふけんせいかんせん)」といいます。
(2020.7.29)

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Q2-4. 外の空気にウイルスは混ざっているの? 窓を開けたらウイルスが入ってこない?
A. ウイルスが混ざっている可能性はありますが、人がいる室内の方がウイルスが密集していると考えられます。よく換気すればウイルスが薄まるので、ウイルスが私たちに感染する機会は減ります。 
(2020.7.29)

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Q2-5. マスクは感染予防になるの?
A. ウイルスはとても小さいので、使い捨てマスクで使われる不織布(ふしょくふ)や布マスクの布の間を通り抜けてしまいます。マスクで感染予防できると言い切れる根拠はまだ示されていません。

しかし、万一感染していた場合は、マスクをしていれば咳やくしゃみでウイルスをまき散らすことが妨げられるので、周りの人にうつす可能性を下げられます。感染拡大を防ぐためにマスクは重要です。

(2020.7.29)

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Q2-6. 布マスクは効果がないの?
A. 布マスクも不織布(ふしょくふ)などの使い捨てマスクと同様に咳やくしゃみによるウイルスの飛散を妨げ、感染拡大を防ぐことができます。 
ただし、汚れたマスクでは逆効果ですので、こまめに洗濯しましょう。衣類と同じように洗濯機に洗剤を入れて洗えば消毒できます。
(2020.7.29)

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Q2-7. 患者の便から感染することもあるの?
A. 便にもウイルスが含まれる可能性が指摘されています。 

新型コロナウイルスに感染した疑いのある人がトイレを使い、下痢などのため汚れた場合は、次亜塩素酸ナトリウム(市販の家庭用漂白剤など)やアルコール(70%)で拭くのが良いでしょう。

(2020.7.29)

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Q2-8. 食べ物で感染することはあるの?
A. 今のところ、食べ物で新型コロナウイルスに感染したとされる例は報告されていません。感染は、咳やくしゃみ、会話などで飛んだウイルスを吸い込む飛沫感染と、人の体や物に付着したウイルスを触って口などから体内に入る接触感染が主です。 
→こちらもあわせてどうぞ:Q2-16. ⾷べ物にコロナウイルスが含まれていても、胃液で消毒される?
(2020.7.29)

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Q2-9. ペットも感染予防が必要? ペットから感染する?
A. コロナウイルス感染症は人と動物共通の感染症です。牛、豚、猫、犬、馬、鳥などに感染するコロナウイルスが知られています。 これらのコロナウイルスは人には感染しないと考えられています。

しかし、今回の新型コロナウイルスはコウモリがおおもとで、何らかの動物を介して人に感染したとされています。

実際に猫にも感染するという報告(https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00004.html)もあります。 

 

一般に、動物との過度な接触は控え、動物に接触した後は手洗いや手指消毒用アルコールで消毒すると安全です。 
世界保健機関(WHO)は、感染者や感染のリスクのある人はペットとの接触を避けるよう奨励しています。

(2020.7.29)

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Q2-10. 「濃厚接触者」って? 
A. 新型コロナウイルスに感染した人と一緒にいて、病気がうつった可能性が高いとみなされる人のこと。英語では「close contact」です。

日本では、新型コロナウイルスの感染が確認された場合、誰から感染し、誰にうつした可能性があるかを調べています。患者の濃厚接触者には検査や健康観察が行われます。

 

濃厚接触者とされるのは、下記の場合などです。

1. 同居あるいは長時間の接触(車内や飛行機内など)があった

2. 感染予防策なしで手で触れた

3. 対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1メートル程度以内)で15分以上接触があった

 

保健所が調査し、個別に「3密」の状況を聞き取って判断します。街中ですれ違った程度では感染を疑う対象とはなりません。

(2020.7.29)

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Q2-11. 「濃厚接触者」になったらどうしたらいいの? 家族が感染したら?
A. 
1. 感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける 
2. 感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方(一人が望ましい)にする 
3. できるだけ全員がマスクを使用する 
4. 小まめに手洗いをする 
5. 日中はできるだけ換気をする。 
6. 取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する 
7. 汚れたリネン、衣服を洗濯する 
8. ゴミは密閉して捨てる 
(2020.7.29)

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Q2-12. 消毒はどうしたらいいの?
A. 
ウイルスは皮膚に付いただけでは感染せず、口や鼻、眼の粘膜から感染します。したがって、手のウイルスを洗い流したり、消毒したりすれば感染する可能性は低くなります。さらに、身の回りの手で触る場所を消毒しても感染は抑えられます。
 
手の消毒や除菌は、アルコール消毒液(濃度70%以上のエタノール)をよくすり込むか、石鹸をつけて1分程度もみ洗い後、流水でよくすすいで行います。
 
物品の消毒は下記の方法で行います。
 
①加熱 
80℃以上の熱水で10分間 

②アルコール消毒液  
70%~95%のエタノール 

③塩素系漂白剤  
次亜塩素酸ナトリウムが0.05%になるように薄めて消毒 

④市販の台所用洗剤、住居用洗剤など 

製品評価技術基盤機構(NITE)が新型コロナウイルス消毒法の有効性評価を行っています。 
https://www.nite.go.jp/information/osirasefaq20200430.html 

NITEによって確認された新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト 
https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html 
拭き取りシートや、住居用洗剤、ハンドソープによる拭き取りや洗浄によりウイルスを除去できることを確認されています(接触時間1分)。
また、家庭用の洗濯洗剤による洗濯でもウイルスを除去できることが確認されています(接触時間10分)。 
また、お酢や市販抗菌素材でも抗ウイルス効果の可能性について、微生物病研究所で調査検討をすすめています。
 (2020.7.29)

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Q2-13 どこを消毒したらいいの?
A. 今回の新型コロナウイルスによく似たSARSコロナウイルスでは下記の方法が奨励されています。 
●部屋のドアノブや家具、壁、床など 
【方法】界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)に浸した雑巾で2度拭きする。 
 
●台所の食器、箸、調理器具など 
【方法】以下のいずれかの方法 
・界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)に5分以上浸した後、通常の洗浄を行う。 
・80℃以上の熱湯に10分以上浸したあと、通常の洗浄を行う。 
・80℃以上の熱水洗浄をする。 
 
●浴室 
【方法】界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)に浸した雑巾で2度拭きする。 
 
● トイレ 
便器などは界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)に浸した雑巾で2度拭きする。 
 
●その他 
衣類・寝具 
【方法】 
(1)SARS患者あるいは疑似症患者が使用した衣類や寝具については、界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)に5分以上浸してから洗濯機にかける。又は 
(2)80℃以上10分間以上のお湯につけるなど熱水洗濯を行う。 
(2020.7.29)

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Q2-14. 蒸気滅菌は効果がある?
A. 高温の蒸気は抗ウイルス効果があります。 
スチームクリーナーを用いて、硬い表面の床面にコロナウイルスと同じエンベロープウイルスを散布し、約100℃の高温スチームを30秒間噴射することで、ウイルスを除去できることが確認されています(プレスリリースはこちら)。コロナウイルスも同じエンベロープウイルスであることから、一定の効果が期待されます。 
ただし、噴射地点から離れるとスチームの温度が下がっていくため、対象エリアと噴霧時間については注意の必要があります。 
(2020.7.29)

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Q2-15. うがいで新型コロナウイルスは除去できるの?
A. 効果はあまりないと考えられます。 うがい薬やお湯、塩水、酢でのうがいもお勧めしません。
なぜなら、口の中は通常、唾液や口内細菌によって適切な状態に保たれています。この状態をうがいで薄めたり崩したりしてしまうのは良くないことです。特に、話題になったポビドンヨードうがい薬は善玉の細菌も殺してしまうので、やめた方がいいでしょう。 唾液には、抗菌作用や抗ウイルス作用のある成分が含まれています。口内細菌は700 種類以上あり、口内だけでなくからだ全体の健康にかかわっていると言われています。 過度なうがいよりも、適切な食事と歯磨きで口内環境を健康に維持することの方が、感染症予防に効果があると考えられます。
(2020.9.15)

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Q2-16. ⾷べ物にコロナウイルスが含まれていても、胃液で消毒される?
A. 胃液で分解されます。
胃液はpH1~2 の強い酸性で、抗菌、抗ウイルス効果があります。ポリオウイルスなど胃酸に耐えて腸管から感染するウイルスもありますが、新型コロナウイルスは強酸性の胃液で分解されます。
(2020.9.15)

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