Nature Immunology 9: 769-776 (2008)

小腸粘膜固有層に、病原菌を監視して防御する樹状細胞が存在することを突き止めた。この細胞は、腸内の病原菌が粘膜から入り込もうとするとTLR5というタンパク質で菌のべん毛を検知し、病原菌防御に重要なIgAを産生する形質細胞や病原菌への攻撃に重要なヘルパーT細胞のTH1細胞やTH-17細胞を誘導することが明らかになった。