船戸 洋佑 (准教授)細胞制御分野

Q1 出身はどちらですか

幼いころは親の仕事の都合で、横浜とロンドンを行ったり来たりしていました。小学校までで計算すると、住んでいた期間は大体半分ずつくらいで、どこが出身なのか、と聞かれるといつも悩みます。

Q2 兄弟・姉妹はいますか

弟が一人いて、彼も研究者です。

Q3 以下のカテゴリーで一番のお気に入りを教えてください

本(東野圭吾や宮部みゆきの作品など、比較的ライトなものが好きです。) 映画(最近は子供と一緒にドラえもんやプリキュアを見るばかりです。ただ保護者の大人も楽しめる工夫がちりばめてあって、それを分析しながら見ていると結構面白いです。) 食べ物(なんでも食べます。その時々の旬のものをみんなでワイワイ言いながら食べるのが好きです。) 都市(「住めば都」ということで今は吹田です。特に住んでいる山田界隈は治安がいいのと、同じくらいの年代の子育て世代が多いこと、みなさん穏やかなのがとても気にいっています。) スポーツ(中学・高校時代に部活動で行っていた野球です。セ・リーグでは以前住んでいた横浜をホームタウンとするベイスターズを応援していますが、近年は阪神に負けてばかりで、阪神ファンの妻に「毎度ありがとうございます」と言われるのが悔しいです。)

Q4 中学・高校時代の部活動・習い事等あれば教えてください

上でも述べましたが、6年間野球部でした。大して上手ではありませんでしたが、部活動がない日も含めほぼ毎朝6時に起きて朝の自主練に行っており、その日々で培われた体力や根気、集中力が自分の貴重な財産になっていると思います。

Q5 大学時代に一番熱中した、エネルギーをつぎ込んだことは何ですか

学部生時代はとにかく実習を早く終わらせて、遊び(しかも主に麻雀)に行くことにエネルギーを一番使っていたように思います。

Q6 研究者になったきっかけは何ですか

中学生の時の授業で、ロドプシンによる光受容とその後に続く細胞内シグナル伝達経路の活性化メカニズムを教わったときです。外界からの刺激に応答する仕組みが分子レベルから理解できること、そして非常にエレガントであることに感動し、自分もいつか細胞応答やシグナル伝達の仕組みを追究できたらと思ったのが研究者を志したきっかけです。

Q7 研究していて最もエキサイトした瞬間はいつですか

特定の、というよりはでてきた実験結果からいろいろ考えて、面白いモデルを思いついたときに楽しくなります。もちろん、次の実験で即座に否定されることも多いですが、どうして自然界がそのような仕組みを「選択」したのか、そこを悩み、そしてそこに迫れたかも、と思える瞬間が研究者冥利に尽きると思っています。