共同利用・共同研究拠点

概要

2008年文部科学省により、個々の大学の枠を超えて大型の研究設備や大量の資料・データなどを全国の研究者が共同で利用したり、共同研究を行う「共同利用・共同研究」のシステムが制定されました。微生物病研究所は2009年に共同利用・共同研究拠点(微生物病研究所共同研究拠点)として認定されました。本研究所に集約・設置された感染症学・生体応答学の知識・技術・研究資源・研究施設を関係分野の研究者に提供し、多様な感染症に対応する先端的共同研究と人材育成を推進しています。

共同研究課題公募事業

生体応答・宿主因子研究及び基礎生物学研究の一般課題と、感染症病原体研究の特定課題を毎年公募し、年間40件程度の共同研究を実施しています。特に女性研究者、若手研究者及び海外研究者との共同研究を積極的に推進します。

採択課題一覧

達成状況

公募要項・申請書

お知らせ:平成29年度の公募は終了しました。

平成29年度募集要項

大阪大学微生物病研究所では、微生物病研究所共同研究拠点事業として共同研究課題の募集を行います。
共同研究を希望される方は、本研究所の受入教員と事前に打合せを行ったうえ、次により応募願います。(受入教員については、募集要項を参照願います。)

応募書類:
所定の様式による「共同研究課題申請書」を下記宛先へ簡易書留で郵送願います。
提出期限:
平成29年2月10日(金)(必着)
提 出 先:
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘3-1
大阪大学微生物病研究所庶務係
(「共同研究課題申請書在中」と封筒に朱書のこと)

連携基盤プロジェクト事業

感染症教育研究拠点連合として、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター、東京大学医科学研究所、長崎大学熱帯医学研究所と連携し、感染症教育・研究ネットワークの強化と、感染症対策におけるオールジャパン体制の確立を目指した研究と人材育成を行っています。
また、感染症に対する市民啓蒙活動として4拠点合同のアウトリーチイベントを開催しています。微生物病研究所では高校生対象のWinterschool@微研を主催しています。

Winterschool@微研

研究支援

微生物病研究所には、BSL2、3(※1)などの高度な実験が可能な感染動物実験施設や感染症共同実験室など、特徴ある研究設備・施設が設置されています。これらの施設、設備を開放し、国内外の研究者に対する支援を行っています。
また、次世代シークエンサーを用いたゲノム解析や、遺伝子改変動物作製などの技術支援、病原微生物資源室に保存された病原細菌の提供など、研究技術・資源の提供も行っています。

遺伝子改変動物作製支援(遺伝子機能解析分野)

先端モデル動物支援プラットフォームに参画し、広く技術提供を行っています。
また、遺伝子機能解析分野と感染動物実験施設が共同し、独自に最先端の生殖工学・発生工学支援を行っています。

病原微生物資源室

ナショナルバイオリソースプロジェクトに参加し病原体株の収集・保存・提供を行うとともに、解析方法や菌株保存方法などの情報提供も行っています。

人材育成

感染症国際研究センターの設置や熱帯感染症医師研修を通じて、地球規模の感染症制御に対応し得る人材の育成を行っています。

感染症国際研究センター

感染症領域の若手研究者を特任教授または特任准教授として公募により採用し、自律的に研究ができる環境を整えています。また、全国の研究機関との共同研究を推進し、研究コミュニティの活性化も目指しています。
本研究センターから、岐阜大学、金沢大学、国立感染症研究所など多くの研究機関の教授・准教授が輩出されています。

熱帯感染症医師研修

大阪大学医学部と共同で、タイ・ミャンマー国境における現地で学ぶ熱帯感染症医師研修を行っています。研修ではタイ国現地病院の協力のもと熱帯感染症の臨床実習を行い、近年世界的な問題となっているエボラウイルスやデング熱などグローバルな感染症に対応できる人材育成を目指しています。

研究集会・シンポジウム

共同利用・共同研究拠点として培った研究資源や研究技術などを研究者コミュニティに対して積極的に還元するべく、セミナーや国際シンポジウムを開催しています。

あわじしま感染症・免疫フォーラム

微生物病研究所と東京大学医科学研究所・京都大学ウイルス・再生医科学研究所・長崎大学熱帯医学研究所・北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターが共同で開催する国際シンポジウム。
細菌学、寄生虫学、ウイルス学、免疫学など関連分野の研究者が一同に会し、「宿主/病原体相互作用」に焦点を絞りつつ、領域の垣根を超えて語り合える貴重な機会となっています。また、トレーニングコースを通じて若い研究者の教育の場も提供し、新たな人材の育成にも力を注いでいます。