安齋 樹(助教)分子ウイルス分野

Q1 ご出身はどちらですか?

ふなっしーで有名な、千葉県船橋市です。小学生の頃は福岡にも住んでいました。

Q2 ご兄弟・姉妹はいらっしゃいますか?

いません。

Q3 以下カテゴリーで一番のお気に入りをお答えください

本(経済小説(半沢直樹など)、漫画(色々なジャンルを読み漁っています))

映画(インディ・ジョーンズシリーズ、ミリタリー物全般)

食べ物(麺類全般、たこ焼き、激辛料理)

都市(船橋(住み慣れた街)、大阪・福岡(ご飯が美味しいので))

スポーツ(ラグビー・アメフト)

Q4 趣味はありますか?現在ハマっていることがあればお聞かせください

お笑いが好きで、時間があるときや気分が晴れないときは、好きな芸人の漫才をよく見ています。大御所から新人まで、幅広くチェックしています。

Q5 中学・高校時代の部活動・習い事等あればお教えください

中学の3年間は剣道・アーチェリー・化学部とフラフラしていましたが、高校の3年間はずっとラグビー部でした。この頃は、フィジカルを鍛える素晴らしさに目覚め、勉強そっちのけで部活と筋トレに励んでいました。高校3年の11月に部活を引退し、その後慌てて大学受験の勉強を始めたのは良い思い出です。

Q6 大学時代に一番熱中した、エネルギーをつぎ込んだことは何ですか?

大学入学を機にラグビーからアメリカンフットボールに転向しました。3年生時に足首を骨折して部活を辞めるまでは、授業はそっちのけで熱中していました。アメフトを辞めてからは、持て余した体力とやる気を授業と勉強と麻雀にぶつけるようになり、大学院時代はひたすら研究と麻雀に明け暮れていました。

Q7 研究者になったきっかけをお教えください

大学3年生までは、当時人気を博していた某理系出身元アサリ研究者のアナウンサーに憧れ、自分もマスコミ関係の仕事に就きたいなと考えていましたが、4年生で研究室に配属されてからは研究の楽しさに目覚めて研究職も良いなと思い始めました。大学院に進学してから本格的に研究生活が始まり、当時の指導教官をはじめとして様々な先生と出会っていくうちに、こんなに面白い(破天荒な)人たちがいる世界はきっと楽しいに違いないと考え、今に至ります。

Q8 研究していて最もエキサイトした瞬間をお聞かせください

高価で特殊な実験機器・手法を使って、インパクトのある結果をドーンと出すのも楽しいとは思いますが、誰でも使えるような実験手法を色々と組み合わせて、新しい発見を見出していくプロセスのほうが、個人的には「研究しているなあ」と感じます。今は、ウイルスの病原性に関して研究を進めていますが、大学院生の頃は、神経変性疾患の発症に関わるタンパク質の構造変化について研究していました。病変特異的な条件下におけるタンパク質の構造・物性について、古典的な生化学・分光学・熱分析など様々な手法を駆使して解析し、得られた結果を組み合わせて解釈していくことで、これまで誰も報告していない異常な構造を同定できました。同定した異常な構造型のタンパク質が、実際に細胞毒性を発揮することを確認できたときは、学生生活で一番エキサイトした瞬間だったと思います。特定のタンパク質が、ヒトの生理機能を撹乱して疾患の原因となる点においては、神経変性疾患とウイルス感染症は共通していると考えています。新しい実験手法も取り入れつつ、様々な解析手法を駆使し、ウイルスの生活環をタンパク質レベルで多角的に捉えて、新しい発見を見出していくことで、これからもよりエキサイトできるように精進していきたいです。