七戸 新太郎(助教)分子ウイルス分野
Q1 ご出身はどちらですか?
北海道紋別市と札幌市を半々
Q2 ご兄弟・姉妹はいらっしゃいますか?
歳の離れた姉が1人
Q3 以下カテゴリーで一番のお気に入りをお答えください
本( イシューからはじめよ )
映画( ワイルドスピードシリーズ )
食べ物( スープカレー )
都市( メルボルン )
スポーツ( スキー )
Q4 趣味はありますか?現在ハマっていることがあればお聞かせください
スキー、ドライブ、食べ飲み歩きが趣味です。スキーは、大学を卒業して約10年は全然やっていなかったのですが、今シーズンから本格的に再開しました。若い時の勢いがある滑りとは違って、柔らかくエレガントに滑れるよう練習をしています。最近GoProを買ったので、それで滑っている動画を撮るのも楽しんでいます。
昔からスポーツカーが好きで、車を運転するのも見るのも好きです。ワイルドスピードシリーズは私の夢が詰まっているので、一番好きな映画です。おいしい食べ物、お酒を多少嗜むのが好きです。今はコロナウイルスの関係で行けませんが、オシャレな酒場を探すのが楽しみです。
あと、微研本館の7階に研究室があるのですが、ベランダに出て朝日を拝むのが趣味(日課)になっています。晴れた朝の日の出を見るのは格別に気持ちが良いです。
Q5 中学・高校時代の部活動・習い事等あればお教えください
スキー、器械体操、卓球です。器械体操はフリースタイルスキー(モーグル)の練習(エアでの空中感覚を身につける)のために始めましたが、筋トレ以上の効果は見られませんでした。卓球は、温泉に行くと皆さんされるので、中学で部活をやっていたのでそういうときに割とできるので役に立ちます(笑)熱中しすぎてお風呂に入り直すことになるのですが・・・。
Q6 大学時代に一番熱中した、エネルギーをつぎ込んだことは何ですか?
スキーです。主に技術を競うジャンルでしたが、凸凹を滑り降りるモーグルの練習もしていました。狂ったように練習をしていたのですがあまりうまくなりませんでした。残念ながら、スポーツはあまりセンスがないようです(苦笑)あと、外科の縫合が好きで、大学の後半は練習用の器具を使って毎日縫合の練習をしていました。こちらは割とセンスがある方だと思っていましたが、臨床に進まなかったのであまり使う機会はありません(笑)
Q7 研究者になったきっかけをお教えください
小さい頃から犬や猫の獣医師になりたくて、獣医学部に進学しました。最終学年まで動物病院で働くこと以外を考えることはあまりありませんでした。学部の後半は卒論研究をしていましたが、当時はあまり向いていないと思っていて仕事にしようとは思いませんでした。その頃(2009年)に豚から人にH1N1インフルエンザウイルスが感染して、パンデミックを起こしました。ちょうど動物から人に伝染する感染症(人獣共通感染症)について講義で習った後だったので、どういうことが起こっているかなんとなくわかった気がしました。北海道大学にインフルエンザウイルス研究の偉い先生がいると聞きつけて、もっと詳しいことを聞きたいとアポを取って見学に行ったのが研究者になったきっかけです。その時ちょうどH1N1パンデミックインフルエンザウイルスの研究が行われており、それを見せてもらうことができ、この研究室ではすごいことをしていると感動しました。卒業後は大学院に進み、インフルエンザウイルスの研究をすると即決しました。このようにその場の勢いで研究者になったわけです。人生万事塞翁が馬。それが正しい選択だったかと言われれば・・・どうだかわかりませんが(苦笑)
Q8 研究していて最もエキサイトした瞬間をお聞かせください
今流行している新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)をはじめとして、動物に由来するウイルスがどのように人に感染するようになるかについて興味があります。大学院生の時、野生の水鳥を起源とするインフルエンザウイルスが、どのように人に感染するようになるかを研究していました。元々鳥の細胞にしかくっつかない鳥インフルエンザウイルスが、人の細胞にくっついて感染するようになるためにはいくつかの変異を獲得することが必要です。しかし、それがどこで・どの動物で起こるのかについて明確にはわかっていませんでした。なかなかうまくいかなくて3年くらいかかってしまったのですが、豚の中でその変異が起こることを見つけたときが一番エキサイトしました。豚に鳥インフルエンザウイルスを感染させることを繰り返すという修行のような実験だったのですが、ある日予想したところに変異が見られて驚いたとともにとても嬉しかったです。その成功がなければ、研究者にはなっていなかったと思います。
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