堀口 安彦(教授)分子細菌学分野

Q1 出身はどちらですか

大阪市天王寺区

Q2 兄弟・姉妹はいますか

兄ひとりいます

Q3 以下のカテゴリーで一番のお気に入りを教えてください

本(この一冊というのを挙げるのは難しいです。幼い頃は漫画ばかり読んでいて字の多い本は嫌いでした。それを改めさせてくれたのは、小学生の頃に読んだ夏目漱石先生の「坊ちゃん」です。それから色んな本を読むようになりました。) 映画(リュック・ベッソン監督とクリストファー・ノーラン監督の作品が最近のお気に入りです。) 食べ物(昆布と梅干し) 都市(大阪) スポーツ(冬の球技スポーツ(バスケットボール・アメリカンフットボール・ラグビー・サッカー・カーリング(球技ちゃうか?)・野球(冬のスポーツちゃうか?)など))

Q4 趣味はありますか?現在ハマっていることがあれば聞かせてください

ロードバイク。どこまでも遠くへ走りたい。今年はトータルで2,000 km は走れそうです(10月現在で1,700 kmほど走行)。来年は3,000 km を目指します。

Q5 中学・高校時代の部活動・習い事等あれば教えてください

高校/大学/社会人クラブチームでバスケットボールをやってました。クラブチームでは大阪府の大会でベスト4まで勝ち進んだことがあるんですよー

Q6 大学時代に一番熱中した、エネルギーをつぎ込んだことは何ですか?

大学学部の4年間は典型的なスチャラカ学生で、全く無為に過ごしていたので何に対してもエネルギーをつぎ込むようなことはなかったです。反省してます。当時獣医の免許を取得するために必要な大学院に進学して研究に関わるようになってからは、実験ばかりするようになりましたけれど。

Q7 研究者になったきっかけは何ですか

地球上最強毒といわれるボツリヌス毒素の極少量投与でマウスがあっさり死ぬのを見て、「世の中に何でこんなもんが存在するのか?」と思ったことがきっかけかもしれません。ボツリヌス毒素のマウス致死量はピコグラム(10-12グラム)単位です。これをヒトの体重相当で換算すると、1グラムで約500万人のヒトが死に至ることになります。これは毒素の作用特異性がきわめて高いということなのですが、その影響なのか、私は今も「特異性」をキーワードに研究をしています。ちなみにボツリヌス毒素は今は扱ってません。

Q8 研究していて最もエキサイトした瞬間はいつですか

大腸菌以外の細菌の遺伝子操作法が全く確立していなかった大学院生の時代、世界で誰も成功していなかった、ある細菌毒素タンパクの断片化をちょっとした工夫で成功させたとき。さらにそのペプチド断片が毒素のある機能を担っていることが証明できたとき、嬉しくて夜中に自転車(ママチャリ)で下宿アパートの周辺を何度も走り回ってました。今から思うと完全に不審者です。私が分離した毒素断片は、現在、腸管上皮などの細胞間バリアを開ける用途で世界中で利用されています。