2018年度谷口奨学生認定式が行われました

2018年6月12日

その他活動

2018 年5 月31 日(木)、(一財)阪大微生物病研究会(BIKEN財団)(※1)の会議室において、2018 年度谷口奨学生(※2)の認定式が執り行われました。まず最初に、山西弘一理事長より、奨学生に激励の言葉がありました。認定証授与のあと、奨学生は、それぞれ現在の研究における抱負を踏まえた自己紹介を行いました。出席された役員の方々から奨学生に、BIKEN 財団へ就職してはどうか、と早くもリクルートの声がかかるなど終始和やかな雰囲気でした。

 

BIKEN財団理事長 山西弘一博士よりコメント:

谷口奨学金制度は、微生物病研究所とBIKEN 財団の生みの親である、谷口腆二先生(※3)の意志「人を育てるのは百年の計」か
らできた制度です。じつは私も昔、谷口奨学生でした。みなさんには、将来を見据えた研究をして、ぜひ微生物病研究所、BIKEN 財団のためにまい進していただきたいと思います。

 

微生物病研究 所長 松浦善治教授よりコメント:

谷口奨学金制度は微研の谷口晪二教授により昭和37 年度に設立されました。これまでに、600 余名の谷口奨学生が生命科学分野の基礎研究の推進と人材育成に大きく貢献してきました。栄えある奨学生としての自覚を忘れずに研究に励んで下さい。

 

2018年谷口奨学生のみなさん

 

※1谷口奨学金制度はBIKEN財団により若手研究者養成のために1962年に発足した制度で、谷口腆二先生が若手研究者を育てた精神「一年の計在植米、十年の計在植木、百年の計在植人」 の遺志を継ぎ、これまで微生物学分野で研究を行う研究者述べ600名以上が支援を受けてきました。

今年は特任研究員7名、博士課程大学院生4名が奨学生として認定されました。

 

※2

一般財団法人阪大微生物病研究会は微生物病研究所と同時に発足し、微生物病研究所における研究成果をワクチン製造というかたちで社会に還元すべく設立されました。現在は、水痘ワクチンを始め、インフルエンザワクチンや麻しん・風しん混合ワクチンなど多くのワクチンを製造しています。谷口奨学生制度のみならず、協働研究所の設置など様々な形で学術研究の助成を行っています。BIKEN財団HP:https://www.biken.or.jp/

※3

大阪医科大学(大阪大学医学部の前身)教授として微生物病研究所の設立に尽力。(一財)阪大微生物病研究会初代理事長、微生物病研究所第三代所長。

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