3/23(金)セミナー

2018年3月2日

イベント・セミナー

渡辺玲香先生は本研究所の木下研で修士号、博士号を取得した後、2000年からスイスのハワードリーツマン教授研究室にて酵母を用いて糖脂質GPIアンカー蛋白質の細胞内輸送機構の研究に従事、2007年から2013年までスイスジュネーブ大学でアシスタントプロフェッサーとして独立し、ほ乳類上皮細胞の極性形成における蛋白質細胞内輸送機構および脂質代謝の役割についての研究室を主宰、2014年からMolecular Biology の経験を生かして新たな研究分野に挑戦し、アメリカカリフォルニア大学サンディエゴ校にて超低温電子顕微鏡を用いて細胞内での生体分子の構造解析の研究に従事されています。精製したタンパク質をクライオ電顕で解析する手法が最近多く用いられていますが、タンパク質の精製を行わずに、直接凍結した細胞内のタンパク質の構造をクライオ電顕のトモグラフィーで解析するという新しい手法です。

 

日 時

平成30年3月23日(金)14:00 - 15:00

演 者

Dr. カスティヨン(渡辺) 玲香

Department of Molecular Biology, UC San Diego, Associate Project Scientist

演 題 Revealing protein structures in their native context through cryo electron tomography of cells
場 所 微生物病研究所 本館1F 微研ホール

 

*連絡先

 大阪大学微生物病研究所 籔本難病解明寄附研究部門 教授 村上 良子 (内線:8329)

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