三木裕明教授(細胞制御分野)が着任しました

2011年10月27日

新着情報

三木裕明教授

氏名:三木 裕明(みき ひろあき)

所属:環境応答研究部門細胞制御分野

専門分野:細胞生物学

・略 歴(主なものを抜粋)
平成 5年 3月  東京大学理学部生物化学科卒業
   7年 3月  東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻修士課程修了
  10年 3月  東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻博士課程修了
  10年 4月  東京大学助手医科学研究所
  14年 2月  東京大学助教授医科学研究所
  19年 4月  大阪大学教授蛋白質研究所
  23年10月  大阪大学教授微生物病研究所

・これまでの業績の紹介
 大学院生から助手の期間は、東京大学医科学研究所の竹縄忠臣教授研究室にて細胞の運動や形態変化に関する研究を行いました。刺激応答性に細胞の局所で新 規のアクチン重合が起こり、それが細胞膜を押し出す具体的な分子機構を明らかにしています。独立した研究室を持つチャンスを頂いてからは、酸化ストレス応 答の分子機構などに主軸を移して研究を進めています。平成19年には大阪大学蛋白質研究所に移り、酸化ストレスシグナル伝達における標的蛋白質の同定およ びその機能解析に取り組みました。特に現在は、新規酸化標的蛋白質の機能解析から浮かび上がってきた細胞内マグネシウム制御とがん転移との意外な関わりに ついて研究しています。

・抱負など
 微生物病研究所では、細胞内マグネシウム制御のミクロな分子機構からマクロな医学生物学的重要性に渡る「厚みのある研究」を重層的に推進し、マグネシウムと生命の関わりや、がんの転移現象など疾患との関わりを追究してゆきます。

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