伊川正人教授らの研究成果がScience誌に発表されました

2015年10月9日

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伊川正人教授、宮田治彦助教らのグループはPPP3CCとPPP3R2から構成される酵素(精子カルシニューリン)が、精子の正常な運動に必須であり、精子カルシニューリンを欠損した雄マウスは不妊となることを明らかにしました。さらに、カルシニューリン阻害剤を正常なマウスに2週間投与すると、同様に精子運動能が低下し、不妊となることを突き止めました。投与を中止すると1週間で生殖能力が回復することから、精子カルシニューリンを特異的に阻害できれば、短期間で効果があり可逆的な男性避妊薬の開発に繋がると期待されます。この成果は、2015年10月1日にScience電子版で発表されるとともに、Daily Mail (UK)、Los Angeles Times (USA)、Newsweek (USA)、朝日新聞、日本経済新聞等で報道されました。

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