微研・部員会共催第25回ブリッジセミナー

2017年1月31日

イベント・セミナー

演題: 超臨界流体抽出分離技術を用いたリピドーム解析の技術開発

演者: 馬場健史 先生
(九州大学生体防御医学研究所 教授)

日時: 2月13日(月) 16:00〜17:00

場所: 融合棟1階 谷口記念講堂

現在では、エネルギー恒常性、膜構造及びダイナミクス、シグナル伝達といった生命のあらゆる側面において、多くの点で脂質の重要性に関する認識が高まっています。生体内において脂質は酵素により生成及び代謝されており、脂質代謝のバランスの乱れは様々な表現型や病態に関係していることから、脂質代謝及びシグナル伝達経路を標的とする薬剤の数も増えています。
脂質は化学的多様性が大きいことから、一回の実験で細胞又は組織の全脂質成分(リピドーム)を包括的に測定するのは困難です。馬場先生は、超臨界液体クロマトグラフィー(SFC)の可能性に着目し、質量分析と組み合わせたリピドーム解析の技術開発に取り組んでおられます。本講演では、これら最新のご研究成果も含め、特に医学分野への応用についてもお話し頂けることになっております。

連絡先: 大阪大学微生物病研究所部員会
E-mail: mass*biken.osaka-u.ac.jp(*を@に変えてください)

 

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