微研・部員会共催第24回ブリッジセミナー

2016年11月30日

イベント・セミナー

演題: 転写制御からみたマラリア原虫ライフサイクル

演者: 油田 正夫 先生
(三重大学医学部 教授)

日時: 11月24日(木) 16:00〜17:00

場所: 融合棟1階 谷口記念講堂

マラリアは熱帯地域で猛威を振るう感染症です。マラリアは、マラリア原虫がベクター蚊によって媒介されることで、感染が広がります。宿主動物・ベクター蚊間における生活環の中で、マラリア原虫はダイナミックに遺伝子発現を制御することで、ステージ間分化を可能にしています。
油田先生は、2009年にマラリア原虫のAP2ファミリー転写制御因子がベクター蚊侵入ステージへの分化制御を行うことを世界で初めて発見しました。現在は、AP2ファミリー分子を網羅的に解析され、数々の著名な雑誌に、マラリア原虫分化制御に関する論文を発表されています。本講演では、これら最新のご研究成果も含めて、お話し頂けることになっております。

連絡先: 大阪大学微生物病研究所部員会
E-mail: shinzawa*biken.osaka-u.ac.jp(*を@に変えてください)

 

お知らせ一覧に戻る