第21回微研部員会主催セミナー(Bridge Seminar Series)

2015年2月13日

イベント・セミナー

演題: 免疫抑制受容体による自己免疫と癌免疫の制御

演者: 岡崎 拓 先生
    (徳島大学・疾患プロテオゲノム研究センター・ゲノム機能分野教授)

日時: 3月5日(木) 17:00 − 18:00

場所: 融合棟1階 谷口記念講堂

<講演内容>

 PD-1 は細胞死刺激により発現が誘導される遺伝子として1992年に京都大学の本庶佑博士らによって単離同定された遺伝子であり、I 型の膜蛋白質をコードする。我々はこれまでに、PD-1 が自己に対する不適切な免疫応答や過剰な感染免疫応答、自己の細胞から発生する癌に対する免疫応答を抑制することを明らかとしてきた。近年、癌の治療においてPD-1 阻害抗体が劇的な効果を示したことから、大きな注目を集めている。本セミナーでは、PD-1 をはじめとした複数の免疫制御分子による免疫制御ネットワーク解明に向けた取り組みを中心に紹介したい。

連絡先: 大阪大学微生物病研究所部員会
E-mail: kidoya*biken.osaka-u.ac.jp(*を@に変えてください)

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