故豊島久真男先生追悼シンポジウムを開催しました。

2022年11月21日

イベント・セミナー

2022年11月19日(土)千里ライフサイエンスセンターにて、本年3月に逝去された本研究所第15代所長 豊島久真男先生の追悼シンポジウムを開催しました。

豊島先生は、細胞のがん化を制御する遺伝子の存在を世界で初めて立証、この成果により「がんは遺伝子の異常が原因である」という概念が確立し、がん研究に大きな発展をもたらしました。この研究は初めて同定されたがん遺伝子であるsrc遺伝子発見の分子生物学的基礎となり、src遺伝子を同定したビショップ博士とヴァーマス博士はこの功績によりノーベル賞を受賞しています。

豊島先生の研究成果はがん研究のみならず、医学を医科学に発展させ、日本だけでなく世界の科学研究の進展をもたらす大きな功績となりました。

 

シンポジウムの様子

 

Peter Vogt博士

(豊島先生は当時ワシントン大学に在籍していたVogt博士の研究室でがん遺伝子の存在を初めて立証する研究を行いました)

 

<当日リーフレットPDF>

 

 

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