共通施設 感染症共同実験施設
当実験室は2023年に竣工した延べ面積2000m2の3階建新棟の3階に位置します。現在、本研究所において、新型コロナウイルスなど危険度の高い(クラス3)病原微生物を取扱う研究はすべて感染症共同実験施設で行われています。当実験室は、生物学的災害(バイオハザード)を防止するよう、各実験室はエアロックにより外部と隔離され、実験室内では外→内の気流を確保しています。感染症実験操作は安全キャビネット内で行い、排気は高性能フィルターによって濾過滅菌されます。各室にオートクレーブを設置し、実験使用物は完全滅菌を施した後に廃棄しています。研究者が実験室を使用するためには病原体等安全管理委員会で承認を受ける必要があります。使用病原体は新型コロナウイルス、高病原性鳥インフルエンザウイルス、HIV、チクングニアウイルス、MERSコロナウイルス、などのウイルスの他、類鼻疽菌、リケッチアなど多岐に渡っています。
メンバー
- 室長(兼): 塩田 達雄
- 准教授: 中山 英美 (兼)
- 助教: 佐々木 正大 (兼)