共通施設 感染症共同実験室
当実験室は1983年に腎症候性出血熱(HFRS)ウイルスを取扱う施設として建築されました。現在、本研究所において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)など危険度の高い(クラス3)病原微生物を取扱う研究はすべて感染症共同実験室で行われています。当実験室は平面積550㎡を有する3階建で、生物学的災害(バイオハザード)を防止するよう、各実験室はエアロックにより外部と隔離され、実験室内では外→内の気流を確保しています。感染症実験操作は安全キャビネット内で行い、排気は高性能フィルターによって濾過滅菌されます。各室にオートクレーブを設置し、実験使用物は完全滅菌を施した後に廃棄しています。研究者が実験室を使用するためには病原体等安全管理委員会で承認を受ける必要があります。使用病原体はHIV、インフルエンザウイルス、SARSウイルスなどのウイルスの他、スクレイピー病原体まで多岐に渡っています。
メンバー
- 室長(兼): 塩田 達雄