感染症研究教育拠点連合(北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター,東京大学医科学研究所、大阪大学微生物病研究所、長崎大学熱帯医学研究所)では、感染症の克服に向けてオールジャパン体制のネットワークを形成し、活動を展開しています。現在の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行においても、COVID-19の制圧にむけた活動および科学的に正確な情報の発信をおこなっています。

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国内外の関係機関への貢献 |
- 喜田宏教授がWHOのInternational Health Regulations (IHR)委員として1月22日、23日及び29日に開催されたemergency committee(EC)電話会議に参加し、緊急事態宣言他についてWHO事務局長に助言
- 1月31日に喜田教授が国際獣疫事務局のAdvisory Group Memberとしてビデオ会議に参加し、自然・中間宿主同定並びに伝播経路究明計画を提言
- 疫学の専門家の特任准教授が厚生労働省に出向(1か月)
- ザンビア大学からの要請を受けて国立感染症研究所が確立したnested RT-PCR法+サンガーシーケンスによる診断法をザンビア大学に導入
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診断法の開発 |
- LAMP法+核酸chromatographyを用いた迅速診断法開発に着手
- 迅速診断キットに活用可能なmonoclonal 抗体の作製について計画中
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治療法の開発 |
- シオノギ 抗ウイルス薬研究部門が中心となって、抗ウイルス作用を有する化合物のスクリーニングを開始
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疫学調査 |
- ザンビアでの野生動物を対象としたコロナウイルスのスクリーニングを計画中
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アウトリーチ活動 |
- 2020年10月に市民公開講座開催を計画中
- テレビ、新聞等メディアへの情報提供
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国内外の関係機関への貢献 |
- 国の新型コロナウイルス感染症対策本部直轄の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の構成員として、河岡義裕教授と武藤香織教授が参加・提言を行っている
- 1月上旬といった感染流行初期に、医科学研究所中国拠点より、中国国内の新型コロナウイルス感染の情報に関して、国立感染症研究所に情報を供与
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診断法の開発 |
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予防法の開発 |
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治療法の開発 |
- 治療用抗体の開発に着手
- MERSコロナウイルス阻害剤開発の経験を水平展開し、抗ウイルス薬開発に着手
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アウトリーチ活動 |
- 2020年2月22日に島根大学医学部市民公開講座で新型コロナウイルス感染症に関して講演
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国内外の関係機関への貢献 |
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診断法の開発 |
- 新型コロナウイルスの抗原・抗体の迅速診断法の開発を開始
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予防法の開発 |
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治療法の開発 |
- 新型コロナウイルスのレプリコン細胞を樹立し、医薬基盤研と共同して抗ウイルス化合物のハイスループットスクリーニングを開始予定。迅速な抗ウイルス薬開発を目指す。
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疫学調査 |
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アウトリーチ活動 |
- 公式ホームページに新型コロナウイルス情報を掲載。
- 2020年5月2日に微生物病研究所で一般向け市民講座を開催予定
- 2020年5月25日にバンコクで在留邦人を対象とした新型コロナウイルスに関するセミナーを開催予定
- テレビ、新聞等メディアへの情報提供
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国内外の関係機関への貢献 |
- WHO reference centerとして海外のCOVID-19感染疑い検体の確定診断業務を実施
- ベトナム国立衛生疫学研究所、ケニア保健省、フィリピン・サンラザロ病院にPCRによるCOVID-19診断法の技術を供与
- 本研究所助教が新型コロナウイルス対策の疫学支援メンバーとして厚生労働省に出向
- WHO西太平洋事務局に疫学統計専門家(研究所助教)を派遣し、活動支援を実施
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診断法の開発 |
- 迅速・簡便な新型コロナウイルス検出法(約10分間で検出可能)を開発し、長崎県内での臨床研究を実施中
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治療法の開発 |
- 新型コロナウイルスに対する薬剤スクリーニングを開始
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アウトリーチ活動 |
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感染症研究教育拠点連合・代表:北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター
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