研究成果

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べん毛を介した百日咳菌の宿主感知システムを発見(堀口研がSci.Adv.誌に発表)

分子細菌学分野の平松征洋助教、堀口安彦教授(感染症総合教育研究拠点兼任)らの研究グループは、百日咳菌がべん毛※1を介して宿主細胞を感知して病原因子の発現を亢進することで、宿主内での定着を増強する...

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マラリア原虫の新規薬剤耐性遺伝子スクリーニング手法を開発(岩永研がNat. Commun.誌に発表)

分子原虫学分野の岩永史朗教授らの研究グループはマラリア原虫人工染色体を使い、マラリア原虫からゲノムワイドに薬剤耐性遺伝子を同定できる手法を開発し、さらにこれを用いて現地患者から新規耐性遺伝子を同...

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コレラ菌が腸管定着に必要な分子を分泌する仕組みを解明(中村研がSci. Adv.に発表)

大阪大学微生物病研究所の中村昇太特任准教授(常勤)、沖大也特任研究員(常勤)、大阪大学大学院薬学研究科の河原一樹助教らの研究グループは、激しい下痢症の原因となるコレラ菌が、4型線毛と呼ばれる糸状...

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ヒト精子TMEM95が卵に結合して受精融合を促進(伊川研がPNASに発表)

遺伝子機能解析分野のLU Yonggang助教、伊川正人教授らの研究グループは、Stanford大学のTANG Shaogeng研究員、KIM Peter教授らとの共同研究により、ヒト精子上のT...

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老化研究の新モデル “超速成長・超速老化魚ターコイズキリフィッシュ” の遺伝子機能高速解析系を開発(石谷研がScientific Reportsに発表)

生体統御分野の石谷太教授、荻沼政之助教、大阪大学修士2年西田萌那さんらの研究チームは、ヒト老化研究の新たなモデル動物である“ターコイズキリフィッシュ(※1)”の遺伝子機能...

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浸潤か排除か、それが問題だ ―がん細胞の運命決定因子を同定 ―(岡田研がCurrent Biologyに発表)

発癌制御研究分野の梶原健太郎助教、岡田雅人教授(感染症総合教育研究拠点兼任)らの研究グループは、がん化した細胞が浸潤するか、排除されるかの運命を決める因子を初めて明らかにしました。

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コウモリ細胞でウイルス増殖を特異的に制御するウイルス性因子の発見(小林研がPLOS PATHOGENSに発表)

ウイルス免疫分野の納田遼太郎特任研究員(常勤)、小林剛教授らの研究グループは、コウモリを自然宿主とし、ヒトの急性呼吸器疾患に関連するネルソンベイオルソレオウイルス(NBV)のp17タンパク質が自...

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フラビウイルスの非構造蛋白質NS1はウイルスゲノム複製と粒子産生に関与する(松浦研がPLOS Pathogensに発表)

感染症総合教育研究拠点ウイルス制御学グループの松浦善治特任教授(微生物病研究所兼任)、微生物病研究所発癌制御研究分野の岡田雅人教授(感染症総合教育研究拠点兼任)、福原崇介客員教授(北海道大学大学...

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先天性PIGO欠損症モデルマウスの確立とその遺伝子治療(木下研がNat. Commun.誌に発表)

本研究所 村上良子特任教授、木下タロウ特任教授らの研究グループは先天性GPI欠損症の一つであるPIGO欠損症のモデルマウスを確立し、アデノ随伴ウイルスを使ったゲノム編集による遺伝子治療の有効性を...

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GPIアンカーと前駆タンパク質の新規結合様式の発見-PIGG欠損症の病態の解明(木下研がEMBO Rep.に発表)

本研究所 村上良子特任教授、木下タロウ特任教授らの研究グループはGPIアンカーと前駆タンパク質の新規結合様式を発見しました。

研究成果のポイント

GPI アンカー型タンパク質(GPI-AP)...

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高親和性ACE2製剤はオミクロン株にも有効(岡本研・Daron研がSci. Trans. Med.に発表)

京都府立医科大学大学院医学研究科循環器内科学 星野温 講師、大阪大学蛋白質研究所 高木淳一 教授、高等共創研究院 岡本徹 教授(微生物病研究所、感染症総合教育研究拠点兼任)、微生物病研究所 ダロ...

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百日咳の咳発作発症メカニズムを解明(堀口研がmBioに発表)

【研究成果のポイント】


これまで全く不明であった百日咳の咳発作発症メカニズムを解明するために、百日咳の咳発作を再現するマウス咳発症モデルを確立した。
百日咳菌の産生する3種類の病原因子が...

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新規の脂質スクランブラーゼを発見(木下研がPNAS誌に発表)

本研究所木下タロウ教授、王宜成特任研究員らの研究グループは、小胞体に存在する新規の脂質スクランブラーゼであるCLPTM1Lを発見しました。

研究の背景

GPI(グリコシルホスファチジルイノシ...

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ギョッ! 魚で “がん発生超初期”の新たなメカニズムを解明(石谷研がNat. Commun.誌に発表)

本研究所生体統御分野 石谷太教授、同大学院生の原岡由喜也さん(医学系研究科博士課程)らの研究グループは、これまで未知であった「がん発生超初期のメカニズム」の一端を明らかにしました。

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自己免疫疾患における自己抗体の産生機構を解明(荒瀬研がScience Advancesに発表)

大阪大学の金暉特任研究員(常勤)、 荒瀬尚教授(免疫学フロンティア研究センター/微生物病研究所)らの研究グループは、自己免疫寛容(注1)が破綻して自己抗体が産生される分子機構を解明しました(左図...

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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染は細胞老化を引き起こすことで炎症反応が持続することを発見(原研がNat Aging誌に発表)

【概要】

大阪大学 微生物病研究所 遺伝子生物学分野の原 英二教授(兼:大阪大学 免疫学フロンティア研究センター、大阪大学 感染症総合教育研究拠点)、辻 竣也 特任研究員らを中心とするグループ...

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