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ゲノムの複製はスムーズに進行しているように見えるが、放射線や変異原物質などの外的因子によるDNA損傷がなくても、代謝の過程で発生する活性酸素やNOなどによる損傷によって複製阻害が起り、DNAの二重鎖切断は頻繁に起っている。二重鎖切断は主として相同組換えによって修復され、その修復は正確である。細胞はこの二重鎖切断による死と組換えによる再生の動的平衡 (ホメオスタシス) にある。本研究では、Holliday 組換え中間体の形成とそのプロセッシングの機構及び組換えと複製のカップリング機構の解明を重点課題とする。本研究は組換え機能の欠損に起因する染色体の不安定化と早老症や早期発癌の分子病態の解明に寄与することが期待される。 | ||||||||||||
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領域代表者:品川 日出夫 大阪大学・微生物病研究所・遺伝子生物学分野〒565-0871 大阪府吹田市山田丘3ー1 tel.06-6879-8317 fax. 06-6879-8320 お問い合わせ: shinagaw@biken.osaka-u.ac.jp |
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