研究成果とサポート

 

3.男性不妊症の診断と治療へむけて 

 マウスは実験動物として数多くの利点を持っていますが、研究成果を同じ哺乳動物であるヒトへ還元できる点が特にすぐれています。マウスで得られた精子形成関連遺伝子のほとんどは、ヒトにも存在しています。私たちは、それらの機能解析から得られた知見をもとに、「精子形成過程に特異的発現をする遺伝子の機能障害が男性不妊の原因である」との作業仮説を立て、男性不妊症に特異的な遺伝子変異(SNPs)の探索を行ってきました。すでに数個の不妊症関連遺伝子を同定しており、新たな不妊症の診断法及び原因に基づいた治療法の開発を目指してきました。

⇒本研究についての問い合わせ先
 微生物病研究所 感染動物実験施設 田中宏光
 E-mail:
tanaka@biken.osaka-u.ac.jp

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Schematic presentation of the protamine-1 and -2 genes and proteins, together with the positions of the SNPs

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Lounge/8516/snps.htm

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