Proc. Natl. Acad. Sci. U S A 108:1451-1455 (2011)2011/01/25

妊娠高血圧症候群は妊婦の約7-10%にみられ、重症化すると子癇発作や肝機能障害を併発して母子ともに致死的な状況に陥ることもある。本研究で は、レンチウイルスベクターを用いて胎盤特異的に血管新生阻害因子 (sFLT1) を発現させることにより、妊娠高血圧症候群のモデルマウスを作製した。さらにスタチンの投与により胎盤成長因子 (PGF) が誘導されて治療効果を示すことを明らかにした。