大阪大学21世紀COEプログラム 感染症学・免疫学融合プログラム
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実施計画

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大阪大学
RIMD 微生物研究所

本研究拠点では、国際的に通用する、感染症学と免疫学の両知識および研究能力を備えた優れた若手研究者の育成を行う。さらに現在も感染症が大きな問題となっている開発途上国より若手研究者を受け入れ、研究指導教育を行い、各国での感染症克服のための研究基盤を提供することにより、国際交流を深めるとともに国際的な研究協力を推進していく。そのため、事業推進担当者が免疫・感染症の融合教育プログラムを新規に作成し、実施する。本研究拠点における新しい教育プログラムは以下の3つのプログラムがあげられる。


1) 感染免疫学術融合プログラム
大学院生や若手研究者を対象とした、国際的に優れた業績を持つ国内研究者、外国人研究者による大学院講義セミナーの新設。
感染症学、免疫学の分野において国際的な評価を受けている研究者を招待し、定期的な講義を開催することにより、大学院生や若手研究者に、最先端の感染症学と免疫学の両方の知識を習得させる。大学院研究科との連携により大学院生に出席を義務づける。この講義セミナーは同時に他大学の学生や研究者らにも公開とする。これらにより、originalityにあふれる研究者を養成する。
また、本拠点内の研究室が集まり3ヶ月に一度定期的な研究報告会を開催し、各回3研究室が30分ずつの発表を大学院生、若手研究者に行ってもらう。これにより、自分の研究成果の発信術を習得させる。また、この研究発表会も単位制とし、大学院生の出席を義務づけることにより、両学問分野の知識を培わせていく


2) 感染免疫研究教育プログラム
国際的に優れた研究室への短期海外研修、またそれらの研究室からの人材の受け入れ。
上記のプログラムの中から、優秀な成果をあげている大学院生、若手研究者を選抜し、感染症学、免疫学の分野の著名な海外の研究室へ1〜2年間の短期派遣を行うことにより、国際的な視野を養わせるとともに、彼らの研究のさらなる発展を図る。特に、感染症学を専門とするものは免疫学の研究室に、免疫学を専門とするものは感染症学の研究室にそれぞれ優先的に派遣することにより、両分野を融合した知識・技術を習得させる。また、優れた業績を上げている海外研究室からの人材受け入れにより、本研究拠点内の研究室の活性化を図る。現在、米国のSystem Biology研究所、Harvard大学、イギリスのOxford大学、フランスの分子生物科学研究所などと共同研究計画を立て、相互交流を企画している。さらに、大学院生の国際的視野を広めるため、大学院生の国際学会への出席・参加を推奨し、渡航費・参加費の全額支援を行う。


3) 国際研究協力・教育プログラム
感染症が大きな問題となっている開発途上国からの優秀な人材の受け入れ。
感染症に苦しむ開発途上国から、優秀な人材を受け入れ、帰国後に感染症克服に積極的に携われるような教育・指導を行う。5名前後の開発途上国の大学院生・若手研究者を1〜2年程度、関連研究室に受け入れ教育を行う。現在でも、医学系大学院生として中国から6名、韓国から5名、エジプト、タイ、コスタリカから各1名がすでに微生物病研究所に在籍している。これまでに受け入れた者の中には、帰国後教授として活躍している例もある。これらの実績から、さらに海外からの人材受け入れ、教育指導を発展させる。また、微生物病研究所では、コンゴ民主共和国キンシャサ大学との学術交流やタイ国立衛生研究所とエイズウィルスに関する共同研究を行っているが、まずこれらを対象国とし、国際協力をさらに発展させる。大阪大学は2002年に海外拠点をタイMahidol大学内に正式に設置したので、この拠点を生かし教育を加速させる。
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