細胞競合による上皮の恒常性維持とがん制御
2011年10月27日
イベント・セミナー
細胞競合による上皮の恒常性維持とがん制御
演題: 細胞競合による上皮の恒常性維持とがん制御
演者: 井垣 達吏 先生
(神戸大学大学院医学研究科
細胞生物学 G-COE 特命准教授)
日時: 2011年9月26日(月)16:00~
場所: 大阪大学微生物病研究所 本館1階 微研ホール
ヒトのがんのほとんどは上皮組織に生じます。 上皮組織に生まれたがんのもとになる異常細胞(がん原性細胞)は、通常周囲の正常組織からの“選択圧”を受 けることによって組織から排除されると考えられますが、この選択圧を担う分子メカニズムはこれまでほとんど分かっていませんでした。 井垣達史特命准教授 らの研究グループは、ショウジョウバエの上皮組織をモデル系として用い、正常な上皮組織ががん原性細胞を積極的に排除するメカニズムを明らかにしました。 正常な上皮細胞は、その隣に極性を崩壊したがん原性細胞が出現するとそれに応答してストレスキナーゼタンパク質JNKを活性化し、これが細胞骨格の再編 成を介して貪食能を亢進させることでがん原性細胞を飲み込んで細胞死を誘導することを突き止めました。(神戸大HPより)
Ohsawa, E. et al.
Elimination of oncogenic neighbors by JNK-mediated engulfment in Drosophila.
Cell 20(3), 315-328 (2011)
連絡先: 発癌制御研究分野
岡田 雅人
TEL: 06-6879-8297 (内線8297)
*このセミナーは、単位認定セミナーです。
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