病原体における糖脂質の生合成と
その薬剤開発への応用

ほ乳類細胞で蓄積されたGPIアンカー生合成の知見を利用して、病原体におけるGPIアンカー生合成のメカニズムの解明を目指している。アフリカ睡眠病を引き起こす寄生虫Trypanosoma bruceiにおけるGPIアンカーの生合成と、結核菌におけるGPIアンカーに類似した糖脂質の生合成に特に注目している。これらの糖脂質は、細胞表面に局在し、宿主感染に際してこれらの病原体が免疫反応から逃れるために重要な役割を果たしていると考えられている。よって、これらの糖脂質の生合成系は薬剤開発の標的として効果的であると考えている。包括的な分子生物学的・生化学的理解を得るために、生合成経路を解明し、関与する遺伝子を同定し、経路の制御機構を詳細に解析することを目指している。同時に、有望な遺伝子産物を用いて薬剤開発のためのスクリーニング法の開発を行っている。

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