大阪大学微生物病研究所―文部科学省共同利用・共同研究拠点





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感染病態 (山本研究室)

A Cluster of Interferon-γ-Inducible p65 GTPases Plays a Critical Role in Host Defense against Toxoplasma gondii.

Immunity 37:302-313 2012/07/12

寄生虫「トキソプラズマ」はエイズや抗癌剤投与下にある免疫不全患者に致死性のトキソプラズマ症や妊婦に流産と新生児に水頭症を引き起こす先天性疾患の原因病原体です。我々ヒトを含む宿主はインターフェロンと呼ばれる分子を出すことでトキソプラズマ症の発病を抑えていることが四半世紀前から分かっていましたが、インターフェロンが具体的にどのようにしてトキソプラズマを破壊するのか、そのメカニズムは不明でした。
微生物病研究所の山本雅裕准教授らは、トキソプラズマが感染細胞内で増殖する際に必須の生活の場である「寄生胞」を、インターフェロンにより誘導されるタンパク質であるGBPが破壊することが、トキソプラズマが感染細胞内で増殖不可能にするために不可欠であり、その結果トキソプラズマ症の発病を抑制していることを、GBP欠損マウスの作製と生体レベルでのイメージング解析により、世界に先駆けて証明しました。
本研究成果は、近年我が国においても症例報告が急増しているトキソプラズマ症に対して、GBPの機能を高めるなどの人為的な制御を加えることでの新たな分子標的治療戦略を提供できるものとして大いに期待できます。




主な研究成果

遺伝子機能解析分野

自然免疫学(審良研究室)

免疫化学(荒瀬研究室)

細胞機能(目加田研究室)

旧マラリア学研究グループ (旧田邉グループ)・分子原虫学分野 (堀井研究室)ゲノム情報解析分野 (安永研究室)

ゲノム病原細菌学研究 (飯田グループ)