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大阪大学微生物病研究所長 挨拶

 微生物病研究所は感染症・免疫疾患を中心とした難治疾患の克服にむけた研究を行っている3研究部門・15分野を持つ研究所です。
  1934年の創設以来、感染症の基礎研究とその制圧について研究を進め、新しい病原菌や病原ウイルスの発見、ワクチンや診断薬の開発など感染症、免疫学分野で多大な貢献をしてきました。がんの発生機構の研究にも早くから取り組み、世界に先駆けた培養細胞の発がんの成功、がん遺伝子やがんウイルスの発見など多くの成果を上げ、がん研究の発展に寄与してきました。また、研究所で最初に発見された細胞融合現象は体細胞遺伝学の発展や単クローン抗体の開発などに貢献し、現代の生命科学の基礎を築きました。2005年にはタイ国にタイ感染症共同研究センターを立ち上げ、また東京大学医科学研究所との連携事業である感染症国際研究センターを設置するなど世界最高水準の研究拠点を目指し、感染症学と免疫学の研究グループがともに病原体と宿主の相互作用の解析を中心とした研究を進めています。
  微生物病研究所は、研究者として免疫学・感染症学・生体応答学を追究していきたい、という意欲のある学生、ポスドクの皆さんを歓迎します。

菊谷 仁



大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長 挨拶

 免疫学フロンティア研究センター(Immunology Frontier Research Center: IFReC)は、世界トップレベルの「目に見える拠点形成」を目的とした、文部科学省の「世界トップレベル国際研究拠点プログラム」に採択され平成19年10月1日に発足しました。
  免疫学は、日本がリードしてきた領域の一つであり、その多くを山村雄一元総長や岸本忠三元総長をはじめとする大阪大学の研究者が成し遂げてまいりました。現在でも、日本の生命科学において、免疫学は世界標準を大きく超えるレベルにあります。このように、大阪大学では免疫学研究においては突出した成果を上げ、世界的に見ても非常に高いレベルにあります。 IFReCは、この免疫学研究をより発展させるため、生物工学分野の第一人者である柳田敏雄教授グループの生物工学イメージング(画像化)技術との融合を通して、動物生体内(in vivo)における細胞免疫を可視化することを可能とし、それによる動的な免疫系の全貌を明らかにすることを目的としており、免疫学研究とイメージング技術の新たな発展が期待されています。
  IFReCでは、世界トップレベルの19名の主任研究者を中心に100名を超える研究者が参画しており、世界に類のない研究拠点の構築を目指しています。

審良 静男



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