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2)デングウイルス感染症における血小板減少機序
デングは熱帯地における重要な公衆衛生上の問題である。過去10年間のフィリピンにおけるデング二次感染症の臨床研究の過程から、我々はexo vivoの系で患者由来の血小板のマクロファージによる貪食クリアランスが急性期に一致して亢進する所見を報告した(AJTMH, 2009)。しかしながら、最近実施した高用量ヒト免疫グロブリン療法はデング患者の末梢血小板数に影響しなかったことから(AJTMH,2007)、本症のマクロファージを介した血小板クリアランス機序にはFcレセプターは関与しないことが示唆された。現在、本症における血小板の貪食クリアランスの機序が明らかになりつつある。



熱帯感染症研究、国際感染症対策に興味のある方は、
特任教授 大石和徳 oishik@biken.osaka-u.ac.jp まで連絡下さい !

                   

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