生殖細胞グループ

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研究グループ

准教授野崎 正美

研究内容

  1. 生殖細胞のエピジェネティクス
     精巣生殖細胞特異的遺伝子の多くはレトロポゾンで、遺伝子内部にCpG-rich領域を持つ。遺伝子内部のメチル化が体細胞での発現を抑え、生殖細胞での脱メチル化が発現に必要であることを明らかにした。現在、ヒストンメチル化修飾も含め、生殖細胞分化におけるエピジェネティカル制御機構の解析を行っている。
  2. 精子核のユニークな構造
     哺乳動物精子核は、半数体ゲノムがプロタミンによって高度に凝縮しており、一部にヒストンが残る。精子クロマチンの中で、体細胞型のヒストンを持つ領域の重要性を解析している。
  3. ES細胞を用いたNeural Crest幹細胞の樹立と再生医療への応用
     ES細胞からneural crest幹細胞を確立し、様々な細胞に分化させ、再生医療への応用を試みる。
Fig.1

図:ES細胞からneural crestの分化系の確立。ES細胞を無血清培養することで、神経上皮からなるsphere形成を行い、さらにBMP4処理によりneural crest細胞を分化させ、骨芽細胞の分化を示した。


最近の代表的な論文

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