感染症国際研究センター

病原微生物資源室

研究グループ

室長(兼)飯田 哲也
准教授(兼)児玉 年央

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 病原細菌の収集・保存・提供を行っている。本研究所における菌株保存事業の歴史は古く、1934年微研設立と同時に細菌血清学部門内でスタートし、約40年後に文部省から研究所附置施設として認可を受けた。2002年からは文科省のナショナルバイオリソースプロジェクトに参画し、2005年、感染症国際研究センター内の病原微生物資源室として位置づけられた。感染症法の改正に伴って臨床分離株を保存しない国内の施設が増えたことなどから、その受け皿となる病原微生物保存施設として中核的な機能を担うことが期待されている。歴史的な経緯からこれまで腸管感染原因菌を中心に菌株の収集・保存を行ってきたが、今後は腸管感染微生物に限らず重要な病原細菌を網羅していく方針である。また医療現場からの相談や依頼に応じて原因病原体の同定や型別解析なども行い現場へフィードバックするとともに、菌株保存法についての情報提供を行っている。提供菌株はHP(http://rceid.biken.osaka-u.ac.jp)で公開されている。


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