当実験室は医学的研究において放射性同位元素を用いる実験を行うための施設として、研究所の吹田キャンパス移転に伴い、昭和42年に研究所本館に近接しRI共同実験室として設置された。昭和54年には北館1階共同無菌RI実験室、昭和58年に感染症共同実験棟RI実験室、平成10年に南館地下1階137Csガンマ線照射室、さらに平成19年には遺伝情報実験センターRI実験室が加わった。また、平成22、23年度には老朽化のためRI共同実験室、北館1階共同無菌RI実験室、遺伝情報実験センターRI実験室を廃止し、新しく免疫学フロンティア研究センター棟9階にRI実験室を設置した。また、南館の改築に伴い、137Csガンマ線照射室は北館1階に移設した。放射線管理区域内には放射性同位元素貯蔵室、廃棄物保管室、浄化設備及び使用する場所である実験室と各種研究目的にあわせた放射線測定機器室、培養室等が設けられている。放射線管理区域への入退室は個人線量計番号により集中管理されており、放射性同位元素の使用の記録等もコンピュータ管理され、安全性を保持している。平成25年度の登録された放射線業務従事者は246名であった。